TECHNOLOGY
2024.10.21
今回は、海外(ヨーロッパ1)のホールマークについてご紹介いたします。
ヨーロッパでは、金製品への刻印が法律で義務付けられている国もあります。
~イギリス~
イギリスでは、金の使用量が1g未満の製品以外は、ホールマークの刻印を施すことが法律で義務付けられています。
製品に打刻される刻印には、「王冠のデザイン+純度を表す数字」のほか、下記の情報を記号やアルファベット、
豹や鷲などのモチーフを用いて刻印されているのが特徴です。
・金属の種類と純度:モチーフ(金の場合は王冠)+数字
・検査機関:モチーフ/豹(ロンドン)、碇(バーミンガム)、ヨークローズ(シェフィールド)、お城(エディンバラ)
・製造年:アルファベット1文字(各年、フォントが異なる)
※上記の刻印のほかに、CCM共通管理マーク(次回ご紹介いたします)と呼ばれるマークが刻印されていることもあります。
~フランス~
フランスでは、18金以上の金製品には鷲のホールマークの刻印が義務付けられています。
18金以下のものは金製品として認められていません。
1838年以前の金製品には、馬の頭、ホタテ貝、三つ葉のクローバーなどの刻印が施されています。
~イタリア~
イタリアでは、ホールマークの刻印は任意です。
金は「Au」と刻印され、下記の情報に加えイタリアの共通マークである星型が刻印されているのが特徴です。
・金属の種類や純度:アルファベット+数字
・貴金属業者の番号:国からの認証番号
・製造地域:TO(トリノ)、FI(フィレンツェ)など
次回は、海外(ヨーロッパ2)のホールマークについてご紹介いたします。
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