TECHNOLOGY
2024.05.13
「テーキンVS刻印機!」の第2回は、「刻印機の種類と機能」についてご紹介します。
刻印機には、前回ご紹介しましたテーキン(工具)を使用した手動式の手打刻印やホルダ式刻印、ナンバリング刻印から、自動式のドット刻印機やレーザー刻印機と、さまざまな種類があります。
多くの企業では、刻印の目的、対象物の材質や形状、使用環境などにより刻印機を選定し使い分けています。
今回は、自動式の刻印機でよく使用されているレーザー刻印機とドット刻印機についてご紹介します。
レーザー刻印機
レーザー刻印は、レーザー光を対象物に照射し表面を焦がす、溶かす、剥離させる、削る、変色させるなどの方法で刻印を行います。
高出力なレーザー光でスピーディーな刻印はもちろん、小さな文字でも判別できる高精度な刻印が得意です。
また、対象物に接触することなく刻印ができる「非接触式」のため、対象物に打刻の衝撃を与えることなく刻印が可能。金属への刻印のほか、
プラスチックやガラス、木材、紙やフィルム素材への刻印にも適しています。
一方で、ドット刻印機に比べ初期コストが高く、レーザー光を利用するため安全装置などを含めた設置スペースが別途必要になることがあります。また刻印部分が錆びてしまうケースもあるようです。
ドット刻印機
ドット刻印は、空気圧や電気などで針状のペン先を上下に駆動させ、対象物の表面に点状(ドット)で打刻し文字などを刻印します。
対象物の表面に直接くぼみをつける「接触式」のため、彫りが深く、消えない刻印が得意です。
また、対象物の表面に粉塵や油などがあっても刻印することができ、金属製品や硬質樹脂などへの刻印に適しています。
レーザー刻印機に比べ初期コストは安いですが、製品にくぼみをつける刻印方法のためコントラストが付かず、
視認性が劣るケースがあるようです。
上記のように、刻印機にはそれぞれの機能やメリット・デメリットがあります。
使用用途や予算によって刻印機の選択が異なりますので、導入をご検討の際には、刻印機メーカーに相談されることをおすすめします。
次回は、「テーキンと刻印機の比較」をご紹介します。
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