TECHNOLOGY
2024.04.30
刻印は、生産管理や品質管理などのトレーサビリティに不可欠ですが、刻印方法の選択肢が多岐にわたる今、どの方法が最適か判断するのは難しいかもしれません。その中でも、「手打ちのテーキン」と「自動化の刻印機」との選択は、多くのビジネスオーナーにとって重要な課題となっているようです。
今回より4回にわたり、「テーキン VS 刻印機!」と題し、テーキンと刻印機についてお伝えしていきます。
第1回は、「テーキンとは何か?」についてご紹介します。
テーキンとは何か?
テーキンとは、製品に製造番号や管理番号、会社のロゴなど「印をつける、刻む」ことを意味します。また「金属にマーキング(刻印)する工具」のことをテーキンと呼んでいますが、一般的には「手打ち刻印」と表現をされることが多いようです。
このテーキン(工具)は、金属製のスタンプや印鑑のようなもので、刻印したい文字や数字1つずつ選び、刻印したい部分にテーキンを垂直に合わせ手で固定し、上からハンマーで叩き、対象物に印をつけます。
刻印文字数が多い場合は、専用のホルダーにテーキンをセットし一度の打刻で数桁刻印ができる「ホルダー刻印」や、回転式の機構で文字や数字を選び、テーキンを差し替えることなく刻印ができる「ナンバリング刻印」が利用されています。
工業製品への刻印に使用されているテーキンの種類は、数字やアルファベットが主流で刻印文字のサイズは1.5㎜や~16㎜など幅広く対応。
テーキンの材質は炭素工具鋼、合金工具鋼などの鋼材が使用され、先端の刻印部には焼きが入っているものが多く、ステンレスなどの硬い対象物への刻印も可能です。
オリジナルのロゴマークや特殊な字体、対象物の材質や形状に合わせ、オーダーメイドでテーキンを製作しているメーカーも多数ありますので、ぜひ検索してみてください!
次回は、「刻印機の種類と機能」をご紹介します。
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