TECHNOLOGY
2024.08.05
今回は、メッキ(金)の刻印の読み方と意味をご紹介いたします。
金を用いた貴金属にはさまざまな種類があり、表面にメッキなどの加工が施されている場合は、
その加工内容を示す刻印がされています。
~主要なメッキ(金)の刻印の一覧~
金メッキ:電気処理で金属の表面に金の膜を付着させる加工法。
【刻印】 【意味】
GP 金メッキ、「GOLD PLATED」の略
M、1M、3M、5M メッキを表し、数字は何ミクロンの厚さでメッキされているかを表す
1/10、1/20 何ミクロンでメッキされているかを表す
GE、GEP 電気式金メッキ、「GOLD ELECTRO PLATED」の略
HGE 電気式金メッキ、「HARD GOLD ELECTROPLATED」の略
金張り:薄い金の板を金属に巻いて金の層を作る加工法。
【刻印】 【意味】
GF 金張り、「GOLD FILLED」の略
GS 金張り、「GOLD SHELLED」の略
GR 金張り、「GOLD ROLLED」の略
RGP 金張り、「ROLLED GOLD PLATED」の略
GT 金箔貼り、「BRIGHT GOLD-PLATED」または「GILT GOLD-PLATED」の略
金メッキと金張りの違いは、加工法だけでなく金の厚さにあります!
金メッキの厚さは、金張りよりも非常に薄いのが特徴です。
使用される金の量が少ないため安価で、気軽に美しい金製品を楽しめる
ジュエリーや時計、雑貨や家具などにも幅広く活用されています。
次回は、メッキ(銀)についてご紹介いたします。
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